レーザートーニングの真実:業者によって作られた施術

2014年日本レーザー医学会総会シンポジウムとその後のJMECの迷走

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12. 2014年日本レーザー医学会総会シンポジウムとその後のJMECの迷走

 2014年11月、日本レーザー医学会総会のシンポジウム「レーザートーニング」において、筆者は発表を行った。今回のレーザートーニング(LT)のシンポジウムは、LT推進派医師3名とLT反対派医師1名(筆者)だけでなく、工学系の先生1名とLTブームの立役者JMECの社長も加わった、バラエティーに富んだ顔ぶれであった。座長も本格派の皮膚科医2名であり、かなりの数の聴衆が集まった。

 「完全アウェー状態」の中で発表を行うことにも慣れた筆者は、LTによる悲惨な肝斑増悪患者が最近激増している症例報告とともに、LTの普及過程に果たしたJMECの不適切な行為にも言及した。

  1. JMECは海外関連会社のサイトを装いながら「レーザートーニング日本公式サイト」というサイトを立ち上げて、機械や施術の宣伝のみならず、本来医療法では禁止されている治療前後の症例写真まで載せていること。同様に未承認医療機械の「日本公式サイト」も6種類も作っていること。
  2. 普及のプロセスに疑惑のある治療法は、それ自体の有効性に関する信頼性が低いと考えられる。筆者は、厚労省・PMDA・警察などに働きかけて、こうした不適切な普及活動を糾弾していくつもりであること。

などを、表明した。

 その後、JMECに対しては、社員を通じて非公式に、「レーザートーニング日本公式サイト」の閉鎖と、メドライトC6の適用症から肝斑を除外し、同機の全品回収(刺青など他用途に使用している場合を除く)することを要求した。

 JMECは、2015年1月末に同サイトを閉鎖する方向であることを非公式に伝えてきたが、同サイトが不適切ならば即刻閉鎖すべきだし、合法なら持続すればよいわけで、まったく健康被害を減少させるためではなく「うるさく言われるから自分の会社のために閉鎖する」意図が見て取れる不可解なものであった。その後、同サイト群は、2015年1月10日に、突然閉鎖された。厚労省・PMDA・警察あるいは有力医師など、どこからかの圧力によるものであろうが、極めて不自然である。

 同時にJMECは、メドライトC6の肝斑適用症除外を検討すると言ってきたが、本当にその意図があるのかどうか不明である。健康被害の防止目的であれば、即刻適用中止と全ユーザーに危険性の告知がなされるはずだが、その形跡はない。

(2015/1/25記)

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