10. 雑誌「形成外科」2014年10月号肝斑特集
形成外科の学術雑誌「形成外科」2014年10月号肝斑特集に、筆者の論文「肝斑に対する低出力QスイッチNd:YAGレーザー治療(レーザートーニング)の危険性」が、掲載された。
(形成外科 57:1117-1124、 2014)
レーザートーニング(LT)の問題点について、副作用症例を中心に考察した。おそらく、本邦で初めてのLT反対を主題にした論文であると思われる。くわしくは、論文をお読みいただきたい。
とにかく、この論文を掲載してくれた「形成外科」誌に感謝したい。これまで、絶賛一辺倒であったLTに対して、反対の意見が出てきたことを学会に示すことができたことをうれしく思う。同特集の中にも、渡辺晋一先生の論文と土井秀明先生の論文にもLTに対して慎重な姿勢が望まれるとの記載がある。明らかに「潮の流れ」が変わりつつある手応えを感じる。
(2015/1/25記)